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'狂風'安心転換貸し出しの明と暗。20兆を4日で消耗 【朝鮮ビズ】
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安心転換貸し出しが旋風的な人気を呼に、24日に都市銀行から一斉に販売を開始してから4日目の27日には、
貸し出し承認実績が政府が設定した年間限度額である20兆ウォンに迫った。27日午後2時現在の貸し出し承認
額は16兆3803億ウォン、承認件数は15万3551件を記録した。今の傾向が続けば総限度額である20兆ウォンが
今日にも早期消耗すると予想される。銀行は、この日までの貸し出し転換受付に対しては20兆ウォンを超過しても
全て貸し出し転換を執行するという方針だ。
安心転換貸し出しは短期、変動金利、満期一時償還中心の脆弱な家計負債構造を、長期、固定金利、分割
償還方式へ改善するために政府主導で発売された。‘変動金利または、利子だけを支払っている満期一時償還’
住宅担保貸し出しを受けて1年を越えた貸出者が、年2.53～2.65%の低い‘固定金利で元金を分割償還’貸し出しに
乗り換えられるようにしたのだ。
安心転換貸し出し熱気の理由は、固定金利貸し出しでありながら金利が年2.53～2.65%と、年2.8%水準まで
下がっている変動金利貸し出し金利よりも低く、利子費用負担が減るためだ。さらに米国が下半期に金利を
引き上げれば、変動金利貸し出し金利は上がることになるという認識も作用している。
政府は安心転換貸し出しの年間限度額を増やす案を検討中だ。だが、追加財源を直ちに用意することは容易
でない状況だ。財源を確保するためには、住宅金融公社のMBS(住宅抵当証券)を追加で発行しなければなら
ないが、金融公社の資本金増額など解決課題が残っていて時間がかかるものと見られている。
家計負債構造改善という政策目的は理解されるが、安心転換貸し出しの副作用を憂慮する声も出てくる。
安心転換貸し出しは貸し出しを受けた当月から、利子とともに元金も返していかなければならない。したがって
利子だけを支払っていた時に比べて、元利金償還負担ははるかに大きくなる。それでも安心転換貸し出しが人気を
呼んでいるということは、借金償還に自信がある貸出者が多いという反証でもあるが、景気低迷の長期化を勘案
すると、安心転換貸出者で中延滞者が増える可能性も濃厚だ。また、元利金償還負担増加は消費萎縮のブー
メランにもなりえる。
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