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売国奴なのは安倍だろ
[文谷数重]【普天間でもなく、辺野古でもない解決法】~2つのシナリオ~
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最悪のシナリオ:嘉手納や那覇が使えなくなる
逆に辺野古問題で最悪の展開には、沖縄の分離独立運動への刺激である。独立運動が実効的かはともかく、現実として分離の可能性が出た場合、日本は引き止めるため、沖縄に対して相当の妥協や負担を強いられる。
筆者の専門である安全保障の面に限れば、辺野古以外の米海空軍や自衛隊の基地が使えなくなることである。安全保障では、これが最悪の展開だろう。
辺野古問題で政府が強硬姿勢を続け、沖縄県が妥協した場合、沖縄県民は日本政府への反感をヨリ強めることになる。日本人とは違い、差別される沖縄人としての意識も高まる。
その場合、琉球ナショナリズムが明確に現れ、燃え上がることになる。沖縄はかつて独立した国であったという歴史的事実がある。
そして、沖縄は琉球ナショナリズムの初期段階にある。言語や文化といった価値観の復興傾向はすでに表出している。
沖縄方言ではなく「島言葉」の表現や「しまくとぅば」といった日本語正書法から離れた表記や、放送や出版での使用。かりゆしウェアの公式着用や、伝統芸能の復活がそれだ。
これらは、民族主義運動の初期段階である。沖縄県民は、「沖縄と日本は別だ」と想像することも容易であるということだ。この状況で中央の押し付けを続けると、日本への反感からの沖縄独立論が強くなる。
実際に独立までいくかどうかはともかく、そうなると日本政府は沖縄の分離独立を防ぐことに汲々としなければならない。
実際に英国の例をみてもそうだ。英国もスコットランド独立運動は当初軽視していたが、燃え上がって以降は英国政府は連合維持のために妥協に妥協を重ねた。
同じことが起きた場合には、日本は沖縄に基地仕様での妥協をしなければならない。その場合には、嘉手納や勝連、那覇の基地の使用も難しくなる。
独立するかしないかにかかわらず、これらの基地が使えなくなれば、日米の安全保障にとっての大打撃となる。日米は戦時に中国海軍力を琉球列島線で封じ込められる点で、対中優位に立っている。
だが、琉球列島線の基地が使えなくなると、それができなくなるためである。