16/02/14 22:37:06.11 D9h94zHw.net
>>263 《続き》
しかし、その上であえて言うのだが、事が自らの歴史観や一国の歴史認識をめぐる議論となると、世界広しと言えども、
この安倍政権ほど、国家としての建前や従来から発信してきた自らの歴史をめぐる言動と、最終的な結果として後世に
残すことになる、為政者としてあるいは国として明確にコミットした歴史認識との間に、これほど大きな譲歩と前後を通じ
これほど極端な落差がついて回るような選択をする指導者の事例は、古今東西、殆どないように思う。
それは、事が一国の歴史や民族の名誉に絡む問題となると、どの国の政治指導者であっても、そう簡単に日々変転して
やまない類の「政治」に大きく譲歩するようなことはないからである。そのような譲歩は、本人にとってだけでなく、
国家と民族の未来にとって命取りになることを誰しもが知っているからである。なぜなら国としての歴史認識という問題は、
領土や主権、独立などと同様、根本において、その「国のかたちを決める」ものであり、国家生存の基礎となるものだから
である。
まさに古人の言い続けてきた通り、そうした点での譲歩を繰り返して「世界の侮りを受ける」ことほど、国として危ういこと
はないのである。このことは永遠の真理だ。それゆえ、歴史認識の絡む問題では、結局譲歩するくらいなら、初めから
取り上げてはならないのである。このことを知ることは政治の初歩の初歩ではなかったか。
・・・(略)・・・
実は、この21正規構想懇談会の7月13日の非公式会合で初めて我々に示された報告書原案の中に、今回の