14/10/04 02:20:51.58 X8d5Pn+/.net
>>333
ベトナムも「共産党政権」が続く限り、イデオロギー教育の残滓は拭えないだろう。
もとはといえば、「飢饉」でベトナム人が餓死したのを「日本軍」の責任に転化したのが始まり。
ホー・チ・ミンが「共産党」特有のアジ演説で、「日本軍の食糧徴収が原因で食糧不足が起こり、200万人が死んだ」(これはソ連の公式見解でもある)とやったのが、そのまま事実かのように伝わった。
実際は「日本軍」は数万人しか駐留しておらず、「日本軍」の駐留のせいで200万人も餓死することなどあり得ないのだが、
当時はホー・チ・ミンの言葉を批判することなどもってのほかであり、事実関係を検証することもなく、そのまま「教育」の場でもそれが踏襲されたということ。
ベトナムは大戦後に「米ソ冷戦」の影響により、南北分断国家となったこと、さらに「ベトナム戦争」が長く続いたことなどもあって、「大戦」前後の史実について十分な検証を行なう余裕がなかった。
さらに北ベトナム主導で統一されたため、「共産党」のイデオロギーが残り、この種の問題が曖昧なまま現在にまで放置されている原因となっているともいえよう。