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603 名前:どっちの名無しさん?[] 投稿日:2012/05/15(火) 20:57:39.62
あゆが登場、ブレイクする前後の時代の社会の様子を考えるとあゆのブレイクは必然であったと考えられる
1995年に阪神大震災、オウム真理教による地下鉄サリン事件という前代未聞のテロ事件が起こり日本の安全神話が崩壊する
そしてカルチャーの文化では終末思想の要素を取り込んだアニメーション、新世紀エヴァンゲリオンが大ヒット、社会現象となる
そして1997年、神戸児童連続殺人事件(サカキバラ事件)が起きて以降少年事件が氾濫、魔の17歳という言葉が世間と飛び交い社会問題となる
また同年山一証券の破たんに象徴される先の見えない経済情勢、政治不信…
そんな時代、当時の音楽業界主流だった安室奈美恵(小室哲哉)の音楽は
一時の感情、快楽に流され刹那的に生きる都会の若者、でも本当はこんな事思ってるんじゃないの?と言う心象風景を描いた作品が殆どだった
それはそれでヒットする要因となるが、結局安室奈美恵(小室哲哉)の音楽は個人の内部に切り取った表面的なものにすぎなかった
それに対し1999年に近付き日本中が終末思想に取りつかれ、2001年の同時多発テロにおける混沌とした世界情勢の中で安室奈美恵(小室哲哉)に代わり颯爽と登場したのが浜崎あゆみであった
あゆがブレイクした時代日本の安全神話は完全に崩壊し、少年犯罪が多発し、社会は混とんと暗い雰囲気に包まれていた
そんな中であゆの登場は衝撃的なものであった
アイドル顔負けのルックスの女の子から紡ぎだされる、皮膚に刺さるその言葉達に若者たちは熱狂し、大人たちも関心を持つようになった
あゆのメッセージは世界の汚さを包み隠すことなく描き出し、混沌と絶望に包まれる日本社会にあって
「それでも生きていこう、それでも世界は美しい」
という安室奈美恵(小室哲哉)とは違う、また今までのミュージシャンとは次元の違う全く新しいタイプのアーティストであった
浜崎あゆみは時代が生み出すべくして生み出された歌姫であり、あの時代に本当に必要とされたのは政治家や知識人などではない、浜崎あゆみなのである
などと意味不明な供述をしており動機は不明