15/08/16 06:27:48.59 sqsEP+Fy.net
近年、都市部では、歩きタバコをすると罰金を課せられるようになった。だが、それでも、江戸時代に比べれば軽いものである。
江戸時代、歩きタバコならぬ歩きキセルは、まず周りの者が許さなかった。江戸時代には、道端でキセルを使うのは厳禁とされていたのである。もちろん、火の不始末から火事を恐れたからである。
道端どころか、自分の家でも、不用意にキセルをくわえような、ものなら厳罰が待っていた。
実際、ある女性がキセルをくわえたまま便所に行き、そこで火をちゃんと始末しなかったことがある、そこから出火したため、その女性は火あぶりの刑に処せられた。
過失による出火とはいえ、禁じられているくわえキセルをしたのだから、罪は重いと幕府は判断したのである。
幕府がそれほどタバコに厳しくしたのは、もちろん火事が多大な被害をもたらしていたからだ。江戸には木造家屋が密集し、どこかから出火すれば、たちまち大火事になる危険がつねにあった。
幕府は、タバコの火以外にも、とにかく火の扱いには神経をとがらせ、慶安年間には二階で火をたくことを禁じ、朝夕の食事後には火を消すことなどのお触れを出している。
そして、不用意な火の取り扱いには、たとえ過失であっても、放火犯に等しい厳罰で臨んだのだ。
江戸時代、歩きタバコは罪だった?
URLリンク(wishpafupafu.blog110.fc2.com)
年末にギャ