10/03/12 16:22:06 0
先日、こんな話を聞いた。
ある日のことである。つんくさんら数人は岩手県内のある山道を歩いていた。
その時は快晴で、雲ひとつない天候だったそうだ。ところが
俄かに空が掻き曇り、雨粒が落ちてきた。つんくさんは顔色ひとつお変えにならなかったが
周囲の者は突然の天候の急変に狼狽した。
どこかに雨宿りができるところはないかと思い、周囲を見渡すと、偶然一軒の平屋の
建物があった。誰も住んでいないだろうと思われたが、訪ねると意外に独りの老婆が
住んでいた。
お供の者が暫時の雨宿りを頼むと、老婆は快く受け入れてくれ、一同は雨から免れた。
すると小雨だった雨が土砂降りに変わった。つんくさんはあらためて老婆に礼を
お述べになられた。すると老婆は次のように言ったという。
「わたしのおかげではない。つんくとおっしゃる方、あなたの御心が天に通じたのじゃ」