12/04/30 19:46:26.47 Zk3H8u0u0
>>535
自分もそう思う。「少年法廃止」は極端だからだ。折角民主主義国家に近付いた日本を
退行させてしまう。光市母子殺害事件の元少年の死刑が確定したわけだが、あれが17
歳11ヶ月の最後の日だったら無期懲役であり、1日違いで18歳1日であれば死刑と
言うのはおかしい。但し書きを付けて、「極めて卑劣凶悪な犯罪であり、裁判官と裁判
員全員が死刑妥当と判断した場合にはこの限りにあらず」とするか、裁判員の多数も死
刑に賛成した場合にはこの限りにあらず」とすべきだね。刑法も同じであり、第41条
は14歳1日の場合には罰するが、13歳11ヶ月の最後の日であれば罰しないと言う
のはおかしい。やはり但し書きを付けて少年法と同様に極めて卑劣凶悪な犯罪の場合に
はこの限りにあらずとするべきだ。
大体刑法ができたのは明治15年であり、大改正は明治40年だし、少年法ができたの
は大正12年であり、大改正は昭和24年だ。明治40年や昭和24年に「六法全書」
を持っていて読めた少年は極少数だが、今はテレビやインターネットで小学生でも少年
法や刑法を知っている子供が多い。
それを悪利用したのが1997年の酒鬼薔薇聖斗事件だ。永山則夫はその煽りで死刑に
されてしまったと思う。まさか14歳の少年があれ程の少年法や刑法の知識は無いだろ
うと一般人は思っていたし、マスコミも宮崎勤事件の再来であり、成人の犯罪だと思っ
ていた。電車の中吊り広告を見て犯人は成人の犯行だと自分も思っていた。
今の状態が続くと17歳11ヶ月の最後の日ならば、何百人人を殺しても死刑にはなら
ず、13歳11ヶ月の最後の日ならば罰せられない言うことになる。危険極まりない状
態だ。