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14/09/01 07:56:18.41
【軟式野球】 延長50回、1週間で約1000球 「残酷ショー」としての高校野球

松谷創一郎 | ライター、リサーチャー
2014年8月31日 16時17分

1週間で約1000球
夏の甲子園はすでに終わりましたが、べつの高校野球の大会が世の中をザワザワさせています。
高野連が主催する全国高校軟式野球選手権大会・準決勝で、岐阜・中京高校と広島・崇徳高校が、
4日間、延長50回に渡って試合を繰り広げたからです。軟式高校野球では、延長は15回で打ち切っ
てサスペンデッドゲーム(一時停止試合)となり、翌日にその続きを戦うというルールとなっているため
にこのようなことが起こりました。
4日間に渡るこの試合で、中京の松井投手は709球、崇徳の石岡投手は689球を投げました。また、
この試合が始まる前日(8月27日)の準々決勝でも両投手は相手チームを完封し、この準決勝に臨
んでいます。実は彼らは5連投なのです。
さらに勝った中京高校は、試合後そのまま決勝の三浦学苑戦に臨みました。そう、なんとダブルヘッ
ダーだったのです。松井投手はこの決勝でも、4回途中から登板して最終回までの5回2/3を無失点
に抑えました。チームも2対0で勝利し、優勝を飾りました。松井投手は25日から7日間4試合で、75
イニング2/3、推定約1000球を投げきりました(失点1/防御率0.12)。プロ野球の投手の規定投球
回数は試合数と同じ144イニングですが、松井投手はその半分以上を1週間で投げたことになります。
この全国高校軟式野球の日程は、8月25日から29日までの5日間の予定でした。しかし、崇徳と中京
の試合が長引いたために、決勝戦も31日までずれ込みました。ダブルヘッダーになったのはそのた
めです。引き分けの場合は、「両校準優勝(優勝預り)」になる予定でした(なぜ「両校優勝」にならな
いのかは不明です)。
高野連としては、おそらく高校生の夏休みが終わる31日までしか球場を押さえておらず、どうしてもス
ケジュールを消化しなければならないのでしょう。だとしたら、延長50回も続いた準決勝のサスペンデ
ッドルールは、なんだったのかという話になります。
これは明らかに異常な事態です。
軟式野球の投手がプロ野球に来ることはないので、世の中ではあまり問題視されず、相変わらず
「美談」と見なす向きも多いようです。しかし、ひとりのピッチャーが1週間で1000球近くを投げる状況
は、やはり常軌を逸してます。投手が腕を振る回数は硬式でも軟式でも同じです。いくら軟式ボール
のほうが軽いといっても(註1)、下手をしたら彼らは腕に一生残る障害を抱えることになったかもしれ
ません。
高野連は、高校野球を「教育の一環」と位置づけています。しかし、こんなことを未成年者にやらせて
おいて、本当に胸を張ってそう言えるのでしょうか? 
これは「残酷ショー」以外のなにものでもありません。

※2014/09/01時点で一般公開が確認出来た記事の一部を引用しました、全文は元サイトでどうぞ
URLリンク(bylines.news.yahoo.co.jp)


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