14/08/18 19:27:41.09
フェイスブックやツイッターなどソーシャルメディアの進展により、個人が受け取る情報量は飛躍的
に増えた。だが、誤った情報や事実を歪曲(わいきょく)した情報も多くなったという実感はないだろう
か。IT大手のニフティでテレビとツイッターの連携サービス「みるぞう」を手がけた伊與田孝志さん(41)
がブログで書いた「なぜネット記事の質が低下しているのか?」がメディア関係者の間で話題を呼ん
だ。20年近くコンテンツをみている伊與田さんに話を聞いた。【柴沼均】
−−2011年に、ソーシャルとテレビを結びつけるビジネスとして「みるぞう」をはじめたが現状は。
伊與田氏 私自身は8月でみるぞうから異動したが、ビジネス的な意味で言うと、ソーシャルでテレ
ビ業界の閉塞(へいそく)感を打破するというのは難しいというのが正直なところ。テレビの視聴者は
視聴率1%で100万人の桁。ツイートしている人は1番組で多くても何千人単位。しかも、ツイートも数
だけでは意味が無く、意味を考慮しなければならない。ビジネスを動かせるかというと、なかなかでき
ない。もう一つ、テレビとソーシャルが連動した広告で、広告ビジネスの構造が動くか期待していたが、
それも不発に終わった感じ。
ただ、最初の期待が幻滅に変わった段階で、今後、手堅いものが立ち上がるかが焦点。テレビ局
もお祭り的に仕掛けている感じが多かったが、最近良く聞くのが「O to O to O(オンエアー・ツー・オン
ライン・ツー・オフライン)」という言葉。テレビのオンエアで情報をみて、ネット端末にクーポンなどが
出て、実際に店に行って買うというような動きのことだ。日本テレビが言い出して、他局も追随して、
お祭りのあとに非常に手堅いところを狙い始めた兆候ではないかと思っていて、そこに「みるぞう」が
うまくはまるかな、というのが見えてきた。
−−そういうなか、「なぜネット記事の質が低下しているのか?」という刺激的なタイトルのブログを書
かれたが、コンテンツの質は下がっているのか。
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※2014/08/18時点で一般公開が確認出来た記事の一部を引用しました、全文は元サイトでどうぞ
2014年08月18日 - 毎日新聞 URLリンク(mainichi.jp)