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5月3日 20時14分
情報通信技術の発達で、映像や写真、文書などのデジタル化が企業や官公庁で急速に
進められていますが、こうしたデータを1000年先まで保存する技術はまだ確立されていません。
データの長期保存の必要性は日増しに高まっていて、さまざまな方面からの技術開発が
進められています。
情報通信技術の発達で、企業や官公庁、一般家庭などでは、映像や写真、音楽、
それに文書などのデジタル化が急速に進められています。
中には、核廃棄物や文化財に関する記録や、役所の公文書など長期間の保存が求められる
ものも多くありますが、こうしたデータを1000年先まで残す技術はまだ確立されていません。
データの長期保存の必要性が日増しに高まるなか、企業や大学などでは、さまざまな方面から
技術開発が進められています。
このうち、日立製作所と京都大学の研究グループは、石英ガラスという非常に丈夫なガラス板に
情報を記録する技術の開発を進めています。
レーザー光を使って、ガラス板の内部に1000分の1ミリ単位の小さな点を刻んで、平面的に
データを記録し、読み出すときには顕微鏡を使います。
現在は、2センチ四方、厚さ2ミリのガラス板を使った実験が進められていて、市販のDVDと同じ
くらいの密度で記録できることを確認したということです。
このガラス板は熱にも強く、推定で3億年以上データを残せるということで、数年後の実用化を
目指して研究が進められています。
研究チームの1人、日立製作所中央研究所の渡部隆夫主任研究員は、「後世に伝えるべき
文化資産の記録や、10万年の保存が必要といわれている高レベル放射性廃棄物の情報、
それに役所などの公文書の保存にも使うことができるのではないか」と話しています。
(続きます)
ソース: NHK NEWS WEB
URLリンク(www3.nhk.or.jp)