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★都構想 手詰まり…法定協は事実上決裂
「大阪都構想」の制度設計を議論する法定協議会で31日、大阪市を特別区に分割する区割り案の
絞り込みが否決されたことで、法定協は事実上決裂した。橋下徹市長は「議論の進め方が非常識。時間を延ばす戦略だ」と
自民、公明などの各党の態度を批判。松井一郎大阪府知事とともに、出直し知事・市長選に臨む方針を固めたが、
各党は「勝手に辞めればいい」と、冷ややかな姿勢だ。
「住民投票にかける案を作らせてくださいと言ったのに、断られたということです。無理ですよ」
大阪府庁で行われた法定協の終了後、橋下氏は吹っ切れた様子で記者団にこう述べ、協議の「決裂」を宣言した。
松井氏は唇を震わせて「僕は最後まで公明党の判断を待っていた。それでも反対だった」と語り、憤りを隠さなかった。
出直し知事・市長ダブル選について、橋下氏は「3日に松井氏と共同記者会見を開いて、はっきりさせる」とだけ語り、
自身が共同代表を務める日本維新の会の党大会に出席するため、東京へと向かった。
この日の法定協では、区割り案の絞り込みに反対した各会派の委員に、
橋下氏が「様々な課題を深掘りするため、4案並立ではなく、5区分離案だけで議論してほしい」と再考を求めた。
だが、情勢は変わらず、2時間の予定だった会議はわずか45分で終わった。
法定協終了後、橋下、松井両氏は府議会の維新会派控室に府議と市議を集めた。
橋下氏が「党大会をしている場合ではないが、大会後に意見を聞かせてほしい」と要請。
松井氏は「公明に配慮してきたがひっくり返された。最後は橋下氏と2人で決めさせてほしい」と述べ、
議員からは「出直し選をするなら早いほうがいい」との声も出たという。
大阪維新の会は2月1日、東京都内で開かれる日本維新の会の党大会後、全体会議を開き、
橋下、松井両氏が出直し選に臨む方針を所属議員らに伝える。
出直し選をちらつかせる松井氏らの動きを、各党は冷静に注視する。
公明市議団幹部は取材に対し、「こちらは議論を深めようと言っている。自分の意のままにならないから
といって辞めるなら勝手にどうぞ」と話し、自民党府議団幹部は「何を争点に出直し選をするつもりか。
対抗馬を立てない方が、維新の独り相撲の様子が浮き彫りになる」とあえて「不戦敗」で臨む可能性にも言及した。
共産党市議団幹部は「橋下氏と松井氏が再選しても議会の構成は変わらず、議論の状況は同じだ。
大義のない選挙はすべきではない」とけん制した。
一方、府と市は来年度予算案の編成作業が大詰めを迎えており、
府幹部は「出直し選になれば、今から骨格予算に組み直す必要がある。
本格予算の編成が遅れれば、府民にも影響が出る」と困惑ぎみに話した。
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