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★猪野 亨:従軍慰安婦問題で河野洋平氏の喚問? また橋下氏率いる維新の会が恥の上塗り
従軍慰安婦問題について河野談話が発表されたのが1993年です。
これによって日本国政府は、日本の軍隊の慰安婦にさせられた女性に対して公式に謝罪をしました。
そこには強制があったということを公式にも認めたのです。
これは当たり前のことです。遅きに失したとも言えますが、それでもないよりは何百倍もましです。
ところが、日本の保守・反動層がこの河野談話に敵意を剥き出しにしていました。
特に産経新聞が2013年10月16日に言い掛かりともいえる記事を掲載し、これに保守・反動層の国会議員たちが小躍りしたのです。
ところが政府は河野談話の見直しには否定的な見解を示しました。
当たり前の話です。今、この河野談話の見直し(要は従軍慰安婦問題の否定)をしてしまっては
世界から嘲笑の対象になるか、中韓だけなく世界から怒りをぶつけられることでしょう。
個々の安倍総理や菅官房長官の内心はともかくとして、政府としては河野談話を見直すなどという選択肢はないのです。
安倍内閣だからきっと河野談話の見直しをしてくれるだろうと期待していた保守・反動層は見事にその期待を裏切られたわけです。
しかし、ここにきて橋下氏率いる維新の会が恥の上塗りをしようとしています。
河野洋平元官房長官と河野談話見直しに否定的な朝日新聞の社長を国会に喚問せよ、そのための賛同署名を集めるというのです。
なお、朝日新聞の社長を国会へ喚問しろというのはあからさまな言論弾圧です。
自分たちの気に入らない見解を主張している新聞社の社長を喚問せよなどというのは、恥という次元のものではなく明らかな暴挙です。
このようなあからさまな圧力は、一政党が行うことではなく、恐ろしい全体主義の様相です。
それにしてもこのような署名活動を一政党が行うとは世も末です。
維新の会は、橋下氏の従軍慰安婦問題で必要悪発言をして
東京都議会議員選挙、参議院選挙で自滅しました。世論から見放されたのです。
この署名活動の事務局長は杉田水脈衆院議員だそうですが、
この杉田氏は、橋下氏の従軍慰安婦問題発言では、珍論を展開した人です。
杉田氏は、この橋下発言の擁護者の1人ですが、従軍慰安婦問題について何と
「性的な話しはみだりに人前でするものではない。」などと珍論を展開しているのです。
従軍慰安婦問題は、「あなたの性生活は?」などという話ではないのですよ。
全くもってずれているとしかいいようがないから、このような恥さらしな活動の事務局長などができるのでしょう。
そして署名が集まれば集まるほど、日本の中に常識のない人がこれだけいるんだということを
世界に示すことになるのですから、いかに恥な活動であることがわかろうというものです。
もちろん、このような署名活動は成功するはずもありませんけれど。
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