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★解雇含む大量処分のJR北海道 社内に「仕方ない」と「不公平」の声
JR北海道の一連の不祥事で、5人の解雇を含め計75人にものぼった大量処分にJR社内には衝撃が走った。
処分は改ざんに関わった現場社員から野島誠社長をはじめ役員、グループ会社社長らにまで及んだ。
「厳しいが仕方ない」という声が出た一方、検査データの改ざんは古くからの慣習とも指摘され、
一部では「不公平だ」との不満も漏れた。
「これだけ安全を揺るがせた以上、やむを得ないのかもしれないが、まさか解雇まで行うとは…」。
関係者の処分が発表された21日、JR本社社員の1人は会社側が振るった「大なた」に驚きを隠せなかった。
職場トップの助役が諭旨解雇、社員2人が懲戒解雇となった大沼保線管理室(渡島管内七飯町)では21日午後、
雪の降る中、男性社員が敷地内で除雪車整備を続けていた
。計20人の職場で3人が解雇となる事態に、男性は目を伏せて「残念だ」とだけ答えた。
昨年9月、列車の自動列車停止装置(ATS)のスイッチを故意に壊した30代の運転士(当時)も、
15日間の出勤停止という従来の処分を「見直す考えはない」(野島社長)としてきたが、
一転、器物損壊容疑で告訴することに。
ただ、札幌市内で勤務する50代の男性社員は
「現場社員が5人も解雇されたのに、経営陣は報酬の減額だけ。差が大きすぎる」とこぼした。
検査データの改ざんは今に始まったことでなく、長年にわたり組織全体に広がっていたと指摘し、
「現場の個人にだけ責任を押し付けて本当の意味で再出発できるのか。士気にも影響する」と、
やりきれなさをにじませた。
<北海道新聞1月22日朝刊掲載> URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)