13/09/14 06:42:30.01
>>1の続き
「トリチウムの放射線は、弱いといっても電離を行い、体内でつながっている組織をひとつひとつ切断します。
人間の生命機能は、分子が全部つながっていることで健全さを発揮しています。
ところが、あちこち切断されると、つながりがなくなり、生命機能が不充分な状態になります。
その結果、免疫機能が低下するなどの体力低下につながり、発がん、心臓病などのリスクが増加するのは必然的です」(矢ヶ崎さん)
というから、なんとも恐ろしい存在なのだ。さらに矢ヶ崎さんが続ける。
「体内に自然に存在する放射性カリウムや、今増加しつつあるセシウム、ストロンチウムなどの
放射線による分子切断と重なるので、トリチウム単独で考えるよりはるかに危険度が高いのです」
小出さんもこう指摘する。
「どこの国でもやっている、健康被害は出ていないという話もあるが、これまで海にこっそりと流してきた状況で、
健康被害が出ても原因と結果がわからなかっただけ。日本政府が海に流すなどということは決して許されない」
このトリチウムを含んだ汚染水が海に注がれると、まず影響を受けるのは、海中の水生生物だ。
「それを口にする人が内部被曝するほか、海から蒸発したものが雲になり、やがて雨となって土壌を汚染していきます。
そうなれば当然、動植物全般に影響が及んで農作物や畜産物への被害は避けられない。
もちろんそれらを通しても被曝する可能性は出てきます」(小出さん)
以上