13/08/04 00:58:07.59
(>>1の続き)
何でこんなビジネスが流行るのかというと、リスクが無く、楽に金儲けが出来るからである。ホームページの設置や運営というのは、
少し知識があれば初期投資は年間に数万円程度となる。そして、ネット右翼というのは反日的なトピックに常に興味を持っている人たち
なので、SNSを使って反日的な情報を発信し続けていれば簡単に見込み客として囲うことが出来る。また、アフィリエイターは自分の
オリジナルのコンテンツを書いている訳ではなく、常にどこかで炎上している事を自分のページに無断転載などして利用すれば良いだけ
なので、労力も少なく話題が尽きる心配もない。もし、思ったようにアクセスが集まらなかったとしても、仕入れなどがある訳でもないので、
自分の労働が無駄だったというだけで撤退のコストも特にない。なかなか、こんな美味しいビジネスというのも無いのかもしれない。
さて、金儲けの仕組みがわかったら、具体例を分析してみよう。フジテレビの前で本当に反韓流のデモを行なっている人は本気
なのだろうが、ネットで都市伝説レベルの情報でフジテレビを批判してネトウヨを煽っている人たちは単なるアフィリエイターだ。
彼らはフジテレビが韓流を過剰にテレビで扱う事がステルスマーケティングなので良くないとネットで大騒ぎする事で、自分の
ホームページへのネトウヨのアクセスを集めている。ネトウヨの多くは気づいていないが、そのフジテレビのステマを批判する記事
自体がアフィリエイターのステマとなっていて、それで稼いでいるのだ。そんな事には気づかない『善良』過ぎるネトウヨの多くの人は、
アフィリエイターのステマ記事を真剣に読んで、フジテレビのステマが日本をダメにすると憂いているのである。実に気の毒な話だ。
これからは、このネット右翼扇動ビジネスも競争過多の時代にますますなっていき、叫ばれるスローガンも激しくななったり、様々な
タイプのステマが出現していく事だろう。現在は、テレビ番組が気に入らなければスポンサーに電話しようと呼びかけたり、デモへの参加
を呼びかける程度だが、それ以上の事をやるべきだと煽られる事もあるかもしれない。そんな時、もし過剰な行動を行ってしまったが
ために逮捕でもされたら、その人は人生を棒にふってしまう。しかも、本物の政治活動で逮捕されるならまだしも、誰かの金稼ぎの
煽り文句に乗ってしまっただけというなら目も当てられない。そんな可哀想な人が出現しないためにも、ネットには愛国心を過剰に
煽り炎上で稼ぐアフィリエイターというのが存在するという事を、もっと世間で注意深く認識する必要があると思う。
(終わり)