13/07/31 23:10:59.76
菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官は31日の記者会見で、米ロサンゼルス近郊のグレンデール市で慰安婦を象徴する少女像が
設置されたことに対し「日本政府の考え方と相いれず、極めて残念だ」と述べた。日本政府が設置を阻止できなかったのは、ロビー活動
の差とされている。韓国系団体が今後も米国内で少女像を建立する計画を進める中、日本政府が後手の対応を続けていると日米関係
にも影響しかねない。
菅氏は記者会見で、日本政府の対応として「慰安婦問題は政治・外交問題にすべきでないという基本的な考え方の中で、
グレンデール市長や市議らに適切な対応を求めてきた」と説明した。ただ、米国内で他にも建立の動きが出ていることについては
「これまでの取り組みを説明し理解を得る努力をしたい」と述べるにとどめた。
日本政府は昨年7月、同市が「慰安婦の日」を制定した直後から、ロサンゼルス総領事館が中心となり、市長や市議に対し、昭和40年
の日韓基本条約などで賠償責任は解決済みであることなどを説明してきた。現実的な対応としてアジア女性基金を通じた福祉事業など
も紹介した。
現地でも、これまで動きの鈍かった日系住民が関心を持ち、設置許可を議論した市議会の公聴会では、韓国系住民5人が賛成意見を
述べたのに対し、日系25人が反対を訴えた。それでも、市議会は設置許可を議決した。
韓国系団体は、同市の前市長を韓国に招くなど徹底したロビー活動を仕掛けてきた。これに対し、日本政府は対応を領事館に任せ、
「正攻法」で臨んだ面が否めない。
外務省は「現地と細かく連絡を取り合い情報を収集してきた」と説明する。今後は省挙げての対策が迫られているといえそうだ。
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)
写真=30日、米西部グレンデール市内に設置された慰安婦記念像
URLリンク(sankei.jp.msn.com)