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参院選は21日に投票、即日開票された。和歌山選挙区（改選１）では、自民現職の世耕弘成氏（50）が33万７４７７票を得て他候補を
圧倒し、４選目を果たした。実績や知名度、強固な組織力で手堅く票を積み上げた。共産新顔の原矢寸久氏（61）は票を伸ばせず、
幸福実現新顔の久保美也子氏（52）は苦戦した。同選挙区の投票率は54・94％で、前回（２０１０年）を４・44ポイント下回った。
世耕氏が公示後、和歌山選挙区で活動したのはたったの３日間。それでも訪れた先々で支持者が大勢集まり、地元の首長や自民党
県議らが応援に駆け付けた。本人不在中はほかの自民党国会議員や県議、市町議らが本人に代わって支持を訴え、組織力の強さを
見せつけた。支持した団体は農林水産商工業など幅広く、推薦を得たのは６年前の約３倍に当たる９００以上にも達した。
自民や公明の支持層を中心に組織票を手堅く固め、安倍政権で官房副長官を務めるという実績から幅広い層や年代から支持を集めた。
開票後すぐに「当選確実」となった。
一方、原氏は自民との対決を前面に打ち出し、安倍政権の経済政策「アベノミクス」を批判するとともに、消費増税や憲法改正への
反対を強調。自民に対する批判票の受け皿となるよう力を尽くし、前回の共産候補の５万７０８票から大幅に増やしたが、世耕氏の
得票数の４分の１ほどしかなかった。
久保氏は国防強化や消費増税の中止を政策として挙げ、幅広い層や年代からの支持を目指したが、存在感を示すことができなかった。
無効票は２万２３９０票で、前回より９６０票多かった。
ソース（紀伊民報） URLﾘﾝｸ(www.agara.co.jp)
写真＝開票結果(上)、支持者と万歳して当選確実を喜ぶ世耕弘成さん（中央）
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