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小野寺五典防衛相が陸上自衛隊トップの君塚栄治陸上幕僚長（６０）を退任させ、後任に渡部悦和（よしかず）東部方面総監（５７）を
起用する方向で最終調整に入ったことが２２日、分かった。複数の政府高官が明らかにした。８月に閣議に報告し、了承を得る方針だ。
渡部氏は昭和５３年東大卒。第２師団長（北海道旭川市）、陸上幕僚副長を経て現職。
愛媛県出身。陸海空の幕僚長に防衛大卒業者以外が起用されるのは異例だ。
東大出身者の陸幕長就任は、週刊誌で有事法制の早期整備を訴えたことで、
当時の金丸信防衛庁（現防衛省）長官によって統合幕僚会議議長を辞任させられた栗栖弘臣氏以来、約３７年ぶりとなる。
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