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★ タイミング悪い… 米政府、「靖国」再燃に困惑
安倍政権の閣僚による靖国神社参拝を巡り、
日本と中国、韓国の関係がきしむ現状に米政府内で困惑が広がっている。
米側は小泉純一郎元首相の靖国参拝以来、同盟を重視して中立の立場を保ってきたが、
緊張が高まる北朝鮮情勢などをにらみ各国連携障害となるのは避けたいのが本音だ。
「タイミングが悪かった」。米政府高官は靖国問題が再燃した時期についてこう漏らす。
高官が特に懸念を示すのは麻生太郎副総理の21日の靖国参拝だ。
財務相と金融相を兼ねる麻生氏は主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に
出席のため訪米し、帰国直後に靖国に参拝した。
麻生氏は今回、ホワイトハウスでバイデン副大統領と会談し、北朝鮮問題での連携を確認した。
「一閣僚が副大統領と会談するのは異例」(米政府高官)の厚遇ぶりだっただけに、
ホワイトハウス関係者からは「会談の趣旨が伝わらなかったのだろうか」との疑問の声が上がる。
一方、ベントレル国務省副報道官代理は22日の記者会見で、
靖国問題に絡んだ韓国の尹炳世外相の訪日見送りについて
「日韓両国が対話を通じ、友好的な方法で立場の違いを乗りこえてほしい」と言及した。
直接的な働きかけは避けているが、
日本政府高官は「米側の立場は言葉に出さなくても伝わっている」と語る。(ワシントン=中山真)
日経新聞 URLリンク(www.nikkei.com)