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香港英字紙のサウスチャイナ・モーニングポストは10日の社説で、
「世界の大きな利益をもたらす中国人観光客たちの非常識な行動を、世界は大目に見るべきだ」
と指摘した。主な内容は以下。
中国本土の観光客は世界観光業発展の大きな原動力であり、2桁台の年間成長率を保っている。
2013年に9500万人、1100億米ドル(約10兆6000億円)規模の渡航人数、海外市場での
消費額を生み出す中国の力は、米国とドイツをはるかに引き離す。
ただ、各地の政府に大歓迎される中国人観光客は、地元民から敬遠されている。
原因はさまざまなだ。例えば最近、仏パリから中国武漢行きの航空便で酔った中国人観光客2人が
ワインを勝手に持ち出し、やめるように説得しようとしたほかの乗客とけんかになる騒動があった。
中国人観光客は大声で話し、観光地のルールや風習を無視するため、現地のホテルやレストランの
スタッフとの関係も難しい。金持ちで観光市場でもてはやされるものの、至るところで冷たい視線を
向けられるケースが少なくない。中国政府はすでにこうした現象を意識し、海外に渡航しようとする
本土観光客に国のイメージを守る覚悟が必要だと注意を促している。
傍若無人な振る舞いをするケースは確かにあるが、全ての人が大声で笑い、ごみを投げ捨て、
所構わず痰を吐き、列に割り込むということはない。中国人観光客の大部分が現地の法律を守り、
知らされれば必ず現地の風俗・習慣を守る。旅行・観光を通じて他国のことを知りつつある中国人は、
今後徐々に自らの振る舞いを慎むようになるだろう。
どの国にもマナーの悪い観光客はいる。ショッピングや観光などで初の海外渡航を体験する時には
誰でも興奮する。旅行に出かける経験が豊かになるに従って常識を知り、礼儀正しくなるものだ。
世界はその過程を歓迎し、理解する必要がある。
(編集翻訳 恩田有紀)
XINHUA.JP 3月13日(水)7時5分
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