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>>1の続き
■ 安倍首相“持論”を封印
先のニューヨーク・タイムズの社説は、安倍首相が
「村山富市元首相の談話(1995年、戦後50年の節目に発表した談話)に代えて、
21世紀にふさわしい未来志向の談話を発表したい」と語ったことへの批判だ。
また、旧日本軍による(慰安婦)募集の強制と関与を認めた河野談話('93年、当時の河野洋平官房長官の談話)を
「閣議決定されていない」と述べたことを「アジア諸国が黙っていない」と脅している。
「米国では女性議員の進出が目覚ましく、上院では定員100名中20名、下院は定員435名中78名が女性という、
史上最高の人数となっています。『河野談話』の取り扱いを誤り、現在の日本が“女性の人権の敵”として
米議会のターゲットにされるようなことだけは、絶対に避けなければなりません」(在米日本人ジャーナリスト)
韓国の朴槿恵(パク・クネ)次期大統領が早速、日本と中国への対応の違いを表した。
日中が先を争って特使を派遣したのに対し、朴氏が最初の特使派遣国に選んだのは中国だった。
韓国メディアは中韓の“蜜月ぶり”を強調する一方、日本には歴史問題でクギを刺すという
歴然とした扱いの差を見せている。
甘言病をお持ちの鳩山元首相の訪中と同じく、今度は『河野談話』の主、河野洋平氏が韓国に招かれるという。
“国賊・鳩山”の再現になるかと思うと開いた口がふさがらないどころかアゴが外れそうだ。
「朴大統領就任直前の2月14日に訪韓し、ソウル新聞主催の『韓日国際フォーラム』での講演が予定されている。
ここで朴政権は河野氏に『私の発言は修正させない』と言わせるつもりでしょう。
韓国の狙いは、この問題の永遠の政治利用にあり、日本に贖罪意識を植え付け、政治的な優位性を確保した上、
貿易や経済問題で、対中、対米関係において日本を抑え込むことにある。
今ごろになって韓国が、植民地だとか侵略だとか言い出したのは、中国の戦略が背景にあることも見逃してはならない。
中国の戦略は日本の再起を不能にし、日本が韓国や台湾と連携するのを阻止すること。
韓国世論は現在、『歴史認識に欠ける日本には徹底的に対処しなければならない』という空気です。
この状況を考えると、時の世論に迎合する傾向がある韓国の法廷が、慰安婦問題に抗議するとして、
靖国神社に放火した中国人元受刑者を『政治犯』と認定し、日本への引き渡し拒否を決定したのは
予想されていたことなのです」(在韓日本人ジャーナリスト)
前出の青山氏も“セックス包囲網”は実利を狙った巧妙なワナだと指摘する。
「アメリカ人は強欲な反面、CIA(米中央情報局)のデービッド・ペトレアス長官が
女性スキャンダルで失脚させられる国柄ですから、セックススキャンダルにはことのほか厳しい。
そんな国で、侵略した国の女性を『sex slaves』にしたことが事実だと認定されれば、
『日本人はとんでもない人種だ』と世界中から非難される。
私もアメリカの高官に『事実と反する』と何度も説得したが、まったく聞く耳を持たない。
実に厄介な問題です。韓国の狙いは、竹島の韓国領確定と日本の発言権を衰えさせることです。
韓国は、安倍首相が進めている円安誘導策に対して、『韓国をいじめる近隣諸国への窮乏化政策だ』と
強く反発していますから、安倍政権を叩きつぶすことで、これらの問題解決を狙っているのです」
そんな安倍首相は従軍慰安婦について、1月31日の衆院本会議で、「歴代総理と変わらない」と、
従来の“河野談話見直し”という持論を突然封印した。モノ言うリーダーを期待した国民は、
さぞガッカリしていることだろう。
「週刊実話」2013年02月17日 11時00分
URLﾘﾝｸ(wjn.jp)
「週刊実話」2013年02月18日 11時00分
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