13/02/26 00:15:18.66
厚生労働省は25日、食品安全部の20代の男性職員が地下鉄車内で、
森永ヒ素ミルク事件を巡る民事訴訟の資料を紛失したと発表した。
資料は訴状の写しなどで、被害者の原告と後見人の氏名や住所などのほか、
1979年当時の被害者455人分の氏名と居住市町村名などが記載されていた。
紛失したのは、被害者らに支給される生活手当額が低いとして昨年6月、
国などを相手に岡山地裁に提訴された訴訟の資料。
男性職員は今月20日夜、同地裁で開かれた口頭弁論に参加した後、帰宅するため東京メトロ丸ノ内線東京駅から乗車。
下車する際、資料をつづったファイル2冊の入った紙袋が網棚からなくなっていると気付いた。
これまでに個人情報が悪用された報告はないという。
森永ヒ素ミルク事件は55年、森永乳業徳島工場で製造した粉ミルクに大量のヒ素が混入した食品公害。
翌年6月までに、飲用した乳児ら130人が死亡し、被害者は1万3千人を超えた。
同省は「関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くおわびする。改めて情報管理の徹底を図りたい」としている。
日本経済新聞 2013年2月25日 19:43
URLリンク(www.nikkei.com)
▼参考資料
【森永ヒ素ミルク事件】wikipedia
URLリンク(ja.wikipedia.org)