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中国の春節（旧正月）を前に日中の市民レベルで友好を深めようと、新潟市中央区のクロスパルにいがたで９日、
「春節を祝う会」（新潟・ハルビン友好市民の会主催）が開かれた。
沖縄県・尖閣諸島をめぐって日中の対立が続く中、例年通り約１００人が参加し交流を楽しんだ。
参加者の半数以上は中国出身の県内在住者。祝う会は30年ほど前から続いている。
ことしは直前に中国海軍艦船による海上自衛隊護衛艦などへの射撃管制用レーダー照射問題も浮上。
中国側は否定し、対立しているが、会の冒頭、あいさつした新潟総領事館領事室長の紅燁（こうよう）領事は
「中日友好の基盤は民間交流にある。困難な時期だからこそ、民間交流を」と呼び掛けた。
参加者は中華料理やすしを囲み、「世界に一つだけの花」を一緒に中国語で歌ったり、踊りを楽しんだりした。
燕市の介護職員（30）＝遼寧省出身＝は「政府（の間の問題）と市民同士の友好は別。
10日の春節から始まる新年は両国が仲良くなってほしい」と笑顔。
新潟市中央区のイタリア語通訳（54）は「こうやって市民が友達になっていくことで、国の関係をよくしていくことができると思う」と話した。
新潟日報 2013/02/09 20:14
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