13/01/29 20:14:45.17
「むしゃくしゃしてやった」「バールのようなもので殴った」―事件報道でよく耳にする言葉だ。
でも、「むしゃくしゃ」なんて言葉は普段ほとんど使わないし、実際にそう供述したとは思えない。
このような一種の様式美が存在する報道ワードだが、使い分けの基準がわからないものもある。
その最たる例が「わいせつな行為」と「みだらな行為」。
どう違うのだろうか?
朝日新聞(2012年1年間)を調べたところ、「わいせつな行為」が登場するのはのべ346件、
一方「みだらな行為」は126件。
どうやら人は「わいせつな行為」のほうが、やらかす頻度が高いようだ。
▼「わいせつ」と報じられたもの
・小学校教諭が「路上で自転車に乗っていた中学生の女子生徒に後ろから抱きつき、路地に連れ込
んでわいせつな行為をした疑いがある」(2012.12.23付)
・市職員が「大型商業施設で、20代の女性に「1万円を払うから」と声をかけてわいせつな行為をす
るよう持ちかけたとして9月に書類送検された」(2012.12.27付)
など。
▼「みだら」と報じられたもの
・地方局ディレクターが「ホテルで、当時16歳の少女に7千円を払い、みだらな行為をし、その様子
を動画で撮影したとされる」(12.11.17付)
・高校の男性教諭が「校長の許可なく女子生徒から携帯メールアドレスを聞き出し、メール交換で
食事を約束。飲食店で食事後に自宅に招き、みだらな行為をした。」(12.12.14付)
どうだろう?
違いがあるようなないような……。
「わいせつ」のほうが“無理やり”度が高いような気もする。
そこで新聞記者に聞いてみると、「明確な線引きはないんですが、『わいせつな行為』は刑法176条
の強制わいせつに当たる場合、『みだらな行為』は条例違反、たとえば合意ではあったんだけど、
相手が18歳未満で淫行条例に触れる場合とか、そういう使い分けが多いですね」。
また、記事をチェックしていると、「ひわいな行為」という言葉もたびたび発見。
一番多いのは盗撮・痴漢だ。
>>2以降へ続きます。
ソース:(日刊SPA!)
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