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熊本市で昨年１０月、約３億円の保険金が掛けられていた無職佐藤良治［よしなお］さん（４５）がひき逃げを偽装して殺害された
とみられる事件で、県警の捜査本部は３日、強要未遂容疑で逮捕していた暴力団幹部ら２人を殺人の疑いで再逮捕。新たに殺人
の疑いで佐藤さんの妻の母親で、熊本市中央区迎町２丁目の無職月足惠子容疑者（５４）を逮捕した。
再逮捕されたのは、佐藤さんと知り合いの熊本市南区川尻３丁目、暴力団幹部、無職齊藤健一容疑者（４３）と、玉名市築地、
同鈴木秀男容疑者（３３）。
３人の逮捕容疑は、共謀して昨年１０月２０日午前３時ごろ、熊本市北区貢町の県道で、トラックと軽乗用車で佐藤さんをひく
などして殺害した疑い。
捜査本部によると、齊藤、鈴木両容疑者は「２人で現場に行き、車でひいて殺した。保険金目的だった」と容疑を認めている。
捜査本部は２人が事件当日、携帯電話で佐藤さんと連絡を取り合っていることなどから、殺害の実行犯とみている。
月足容疑者は齊藤容疑者と顔見知り。月足容疑者の３０代の長女と佐藤さんとの婚姻関係や保険加入に不審な点があること
などから、佐藤さん殺害計画に関与していた疑いが持たれている。月足容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。
捜査本部は昨年１２月、齊藤、鈴木両容疑者が、熊本市の知人男性（５２）にひき逃げの身代わり出頭を持ち掛けていたとして、
強要未遂容疑で逮捕。熊本地検は３日、強要未遂の罪で２人を起訴した。
ソース（くまにちコム） URLﾘﾝｸ(kumanichi.com)
写真＝月足惠子容疑者が住んでいたアパートに家宅捜索に入る県警の捜査員
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