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【ソウル=黒田勝弘】「準備された大統領」が本当に大統領になった。韓国では親子2代は初めてで、女性も初めてだ。
15年の政治経歴、原則と約束を守るブレない政治家、どこで誰に相対しても決してモノおじしない「品位と度胸」の政治家。
念願を果たした朴槿恵氏は今すぐにでも大統領をやれる人物だ。
暗殺や狙撃など政治的事件で大統領だった父、そして母も亡くした悲劇の娘が、今度は自ら大統領として政治に挑戦する。
女性大統領誕生は韓国の国家イメージを確実にアップさせるだろう。
朴氏は「選挙に強い選挙の神様」といわれ、野党時代を含め党が危機に陥るたびに選挙戦の先頭に立ち党を救った。
顔をカッターナイフで切られるというテロにも遭った。その勝負師としての奮闘ぶりを支持者たちは「韓国の現代版ジャンヌ・
ダルク」とたたえた。
軍人出身だった父、朴正煕元大統領に継ぐ2世指導者だが、もう十分独り立ちしている。「初の女性大統領を」と訴えた
選挙戦では、野党陣営からは逆に「意地っ張りで優しさがない」「女性らしさがないのに…」と皮肉られた。
最も尊敬する人物は、英国を世界最強国に育てた女王エリザベス1世。独身を通したことでも似ている。
朴氏は今回、テレビ討論で左翼政党の学生活動家上がりの若い女性候補に「父は元日本軍将校でタカギマサオといった。
親日派の独裁者大統領の娘が…」などとケンカを売られたが動じなかった。反日的で過去や家系好きの韓国世論には
「親日派の娘」「独裁者の娘」は格好の非難カードだったが、効き目はなかったようだ。
1970年代、狙撃事件で死亡した母に代わりファーストレディー(大統領夫人)を務めた。政治家になった後も海外の多くの
首脳に会っている。その中には宿敵、北朝鮮の金正日総書記も含まれている。
「準備された大統領」として国際感覚は十分ある。保守本流として米韓同盟や日米韓協力体制の重要性はよく分かっている。
そして父、朴正煕元大統領が世論の反対を押し切り日本との国交正常化(1965年)を決断し、日本との新たな協力関係が
韓国発展の基礎になったこともよく知っている。選挙中は質問に答え「過去」に触れつつも「未来が重要」と強調していた。
韓国の政治指導者の中では最も安定した対日観の持ち主だが、それだけに野党陣営をはじめ反政府勢力は「反日」で
足を引っ張ろうと虎視眈々(たんたん)だ。「親日派」は今でも韓国では売国奴という最大級の政治的ののしりになっている。
対日外交の展開しだいでは、すぐその非難の矢が飛んでくる。
朴槿恵氏は父という過去を克服し大統領になった。対日関係でも過去離れができるか。天気のように変転を繰り返してきた
日韓関係だが、李明博政権下の最悪状態以上には悪くなりようがない。
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写真=大統領選の投票をする与党セヌリ党の朴槿恵候補
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