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旧日本軍の南京占領から七十五年となった十三日、南京大虐殺記念館で追悼式典が行われ、約九千人が参加した。
生存者が二百人にまで減る中、主催する省や市は地元の学生や労組を大量動員して規模を維持。地方政府レベルから
国家級行事への格上げを目指している。
「先生に行けと言われて来た。意味がよく分からない」。地元の小学校に通う林梓俊君（１１）は小声で打ち明けた。
参加者の九割は小中高生や大学生。いずれも市政府が各校に参加を命じた。
記念館の朱成山館長は同日、海外メディア向けの記者会見を開き、「国家級行事への格上げに向けて共産党中央と
調整中」と述べた。大量動員による規模の維持は国家級に向けた努力の一環とみられるが、生存者の一人である曹志坤さん
（８９）は「追悼目的なのに、無関係、無関心の人が大半。趣旨から外れてきた」と嘆く。
式典では、中国側の主張する「旧日本軍の虐殺犠牲者は三十万人」が繰り返される。南京市トップの楊衛沢・市委書記は
この日、「中華民族の偉大な復興のため団結を」とも述べた。式典後、日本人記者が、参加した中国の若者に背中を蹴られる
騒ぎもあった。
ソース（東京新聞） URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)
写真＝１３日、南京大虐殺記念館であった追悼式典に参加した子どもたち
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