12/11/01 02:01:36.83
大津市で中学2年の男子生徒(当時13歳)がいじめを受けて自殺したが、同様の事件は過去、何度も繰り返されている。
いじめはなぜ起き、どうすれば防げるのか。「いじめた経験がある」という社会人2人(24歳、22歳)、高1、中2の
4人に話を聞くと、理不尽な行為を自分勝手な理由で正当化する姿が浮かび上がってきた。
―どんないじめをしたのか。
中2 友だちと一緒に一人を殴ったり蹴ったりした。
高1 おとなしい生徒に飲み終えたペットボトルをぶつけ、拾わせてゴミ箱に入れさせたりする。
体格がいい生徒には、肩にパンチをする。
22歳 中学の時、車道で度胸試しの危険なゲームをやらせたこともある。
24歳 中学時代、野球部で同級生の頭や体に軟式ボールをぶつけたりした。
一般社会では暴行、傷害や強要などの犯罪行為になることでも、学校の中では「いじめ」として矮小化されることが多い。
―なぜいじめたのか。
中2 嫌いな先生の授業を受けるとイライラするのでそのはけ口。友だちと一緒にいじめると、部活で同じ目標に
向かって頑張っている時のような一体感がある。
高1 学校は退屈、暇つぶしの部分はある。
22歳 リーダーになりたかった。勉強や部活で1番になるのは大変だが、力を使えば簡単にリーダーになれる。
24歳 他人の嫌がる顔や痛がる顔を見るのが好き。見ている周囲の人間も笑っている。
―相手の気持ちを考えたことはなかったのか。
22歳 当時はなかったが、今、思えば、最低だった。
動機はいずれも身勝手なものばかり。いじめを30年以上研究している森田洋司・大阪樟蔭女子大学前学長(教育社会学)は
「4人のケースは、『自分を肯定したい』『存在の証しを示したい』という欲求が負の形で出たもの」と指摘する。
「いじめでは、周りではやしたてる『観衆』、黙認する『傍観者』も重要な役割を演じる。観衆や傍観者がいることで
いじめっ子は『認められた』と勘違いし、いじめが加速するのです」(森田氏)
―いじめを思いとどまるのはどんな時だろうか。
中2 告げ口されると、二度とそんな気が起きないよう殴ったりするが、それでも告げ口され続けると手を引く。
24歳 先生に怒られるのは慣れっこだが、面倒くさくなる。面倒くさいのはいや。
・続きます
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