【社会】「反在日」は国から愛されたい証しなのか…「みんなへの愛」じゃイヤ!自分だけへの「真実の愛」を求めて叫ぶ「ネット右翼」たちat WILDPLUS
【社会】「反在日」は国から愛されたい証しなのか…「みんなへの愛」じゃイヤ!自分だけへの「真実の愛」を求めて叫ぶ「ネット右翼」たち - 暇つぶし2ch2:結構きれいなもろきみφ ★
12/10/28 23:46:57.38
>>1の続き)

 しばしばターゲットにされている問題は、あまりに小さいのでちょっと笑いたくなる。たとえば、京都市の南の方のある朝鮮学校は校庭を
もたないため、この半世紀ほど、すぐ隣の児童公園を使わせてもらってきた。在特会はこれを「日本人の土地が奪われている」と、まるで
領土問題のように扱い、「朝鮮学校、こんなものはぶっ倒せ!」「朝鮮人はウンコ食っとけ!」などと校門前で叫び、公園内に設置してあった
機材を壊したりした。近辺の住民が、児童公園が学校によって使用されていることに不満を訴えるのであれば、それはわかる。しかし、こうした
問題は住民と学校と市の担当者の話し合いによって解決を図ればよいことであろう。関西中から在特会会員が糾合して、大騒ぎをする
必要があるのだろうか。この種の暴力は、ネットで言うところの「炎上」とか「祭り」とかいう振る舞いの、「リアル版」であると考えるとわかりやすい。
実際、この「抗議行動」を映した動画サイトには、膨大な数の「賞賛(しょうさん)コメント」が寄せられたとのことで、この騒動は、ネット的な
「祭り」にそのままつながっている。

 どんな人が在特会をやっているのだろう。当然、興味をもつ。安田は、実にたくさんの在特会の会員に直接会って話を聞いている。もちろん
いろいろな人がいるのだが、総じて言えば、一人ずつ会っている限りでは、拍子抜けするほどおとなしく、礼儀正しかったりする。たとえば、
カリスマ会長の桜井誠は、高校時代は実におとなしい生徒で、元同級生の中には「そんな人、いましたっけ」とその存在を疑う者がいるほど
印象が薄かった。

    *

 率直に言って、在特会の主張を理論や思想のレベルで問題にすることには、それほど価値はない。しかし、社会現象としては、在特会は
興味深い。街頭で活動に参加する積極的な会員の数は、それほどではないとしても、ネット上で喝采を送る共感者の数は、そうとうな数に
のぼる。

 安田は、フジテレビ抗議デモと関係づけながら、「運動」の広がりを示唆している。フジテレビが韓国ドラマをたくさん放映しているなどのこと
から、2011年8月に「日本を貶(おとし)める反日放送局」であるとして同局に抗議するデモが行われた。ネット上でフジテレビを批判している
書き込みによると、「『笑っていいとも』の『好きな鍋料理ベスト5』のコーナーで『キムチ鍋』が1位だった」ことなどが、フジテレビの「反日」ぶりを
示す「証拠」なのだそうだ。ということで、フジテレビに抗議するデモに集まった人が、およそ6000人。同時期の反原発デモと比べても大差がない。
このデモは、在特会が主宰したわけではないが、安田の考えでは、こうしたデモに賛同したり参加したりする人々の心情が、在特会のような
過激な行動の土壌になっている。

 どうして在特会に参加するのだろうか。在特会に類する運動や主張が、広範な共感を呼ぶのはどうしてなのだろうか。安田は会員・元会員、
その他の周辺の人々にインタビューしながら、この点を多角的に考察している。私には、安田が引用している元会員の「自己分析」が、だいたい
正しい方向を指しているように思える。承認されたいという欲求、認められることの喜びが、その根底にあるというのだ。たとえば、街頭で演説を
する。最初はうまくできるものではない。それでも、最後にシュプレヒコールをすると、皆が唱和してくれる。唱和は、拍手喝采と同じ承認のサイン
であり、演説者にとっては、これは病み付きになるほどの快楽の源泉になる。安田に元会員が語る。「朝鮮人を叩き出せという叫びは、僕には
『オレという存在を認めろ!』という叫びに聞こえるんですね」と。

(さらに続きます)


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