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中高年がかつて“お世話”になった伝説のセクシー女優が亡くなった。
18日、74年公開の映画「エマニエル夫人」の主演女優、シルビア・クリステルが死去したと、
フランス通信(AFP)が伝えた。享年60。
バンコクで奔放な性生活に溺れていく外交官夫人を演じて人気女優となったが、
スクリーンの中にとどまらず私生活も自由気ままだった。
75年、ベルギーの劇作家ユーゴ・クラウスとの間に息子(アーサー=現在は俳優)が誕生。
未婚の母となった。ところが、その息子を残して英俳優のイアン・マクシェーンとロスに移住。
この同棲生活も5年で破綻し、コカインに溺れてしまう。
それから2度結婚し、さらにベルギーのラジオ局プロデューサーと10年間暮らすという破天荒な生き方だった。
「彼女がここまで人々を魅了したのは、単なるエロではなく、ハイブローなイメージで
映画を売り出したことがきっかけでした」と映画評論家の秋本鉄次氏は言う。
「男性はもちろん夢中になったけど、公開当時は女性客の方が多かった。
日比谷みゆき座は当時、女性向け映画館というイメージ。
そこで上映されたことで、OLさんや主婦がこぞって『エマニエル』を見に足を運んでいた。
成人映画館でしか上映していないようなものを一般の映画館でやることが画期的だったのです。
この映画を機に、女性でも積極的に性を楽しんでもいいんだ、という認識が広まった。
社会現象にまでなった彼女の死は、ひとつの時代が終わったと思います」
今年6月に咽頭がんの手術後、脳卒中で倒れ、アムステルダムの病院で闘病生活を送っていた。
華々しい女優生活とは対照的に、寂しい最期だった。
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