12/10/08 02:57:37.87
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)
写真=女性が刺された現場。クリーニング店も営んでいた
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8万円余りの生活保護費はパチンコ台に吸い込まれた…。大阪府東大阪市源氏ケ丘の酒店「アサカイ酒販」で9月、客の男がレジに
いた経営者の妻、田中初代さん(54)を刃物で刺し、菓子パンなどを奪って逃走した。「腹が減っている。金を出せ」。男はこう言うと、
たばこを取ろうと棚に手を伸ばした初代さんに突然切りつけた。8日後に逮捕された男の所持金はわずか千円ほど。調べに対し、「生活保護
を使い切って金がなかった」と話す男のあきれた生活ぶりとは。
■たばこしか買わない常連客が…
9月15日土曜日の午後2時ごろ。クリーニング店を兼ね、食品なども販売する小さな酒店ではいつものように初代さんが1人で店番を
していた。そこに現れたのは作業服姿の男。2年ほど前から週に1、2回、たばこを買いにくる常連客だが、最近1カ月ほどは姿を見せて
いなかった。
この日の男の様子はいつもと違っていた。普段はたばこしか買わないのに、菓子パン2個とお茶、コーヒー牛乳の計4品(557円相当)
をレジに持ってきたからだ。「きょうはたばこ以外のものを買うんだ…」。初代さんが不思議に思っていると、男は「たばこ、いつもの」と注文した。
銘柄はフィリップモリスの5ミリだ。
初代さんの違和感は外れていなかった。棚にあるたばこを取ろうと後ろを向いた瞬間、男はいきなり持っていた果物ナイフで初代さんに
襲いかかった。
「何でおっちゃんがこんなことするの」
左脇腹を刺され、驚いて叫ぶ初代さんに、男は「これ持っていってええか。2、3日食べてないねん。腹が減ってんのや」と言い返し、
もう1度刺そうとした。だが、初代さんが男の手を持って抵抗すると、男は「離してくれ。警察には言わんといてくれ」と訴えてそのまま逃走。
初代さんは薄れゆく意識で夫(67)に連絡した。
「男に襲われた…」。午後2時15分ごろ。酒の配達に出ていた夫の携帯電話に、妻の初代さんから着信が入った。「どうしたんや」。
夫が聞くと、苦しそうな声で「男に刺された」と絞り出すような声が聞こえたという。慌てて店に戻ると、初代さんはレジの近くで倒れており、
床には血だまりができていた。
初代さんの顔は真っ青で目はうつろに。夫は110番し、初代さんのお腹をガーゼで押さえ、救急車を待った。初代さんは左脇腹を1カ所
深く刺されており、1カ月の重傷を負っていた。常連客という初代さんらの証言をもとに、大阪府警は男の似顔絵を作成し、行方を追った。
(>>2以降に続く)