12/09/29 21:09:39.57
韓国の金星煥(キム・ソンファン)外交通商相は28日、韓国政府として初めて国連総会の一般討論演説で旧日本軍による従軍慰安婦
問題などについて提起し、日本の対応を批判した。特に慰安婦問題は「普遍的人権」問題として今後も国際世論を通じ日本に政策変更
を促す考えとみられる。
米国の対話要請や「事態の沈静化が必要」(韓国政府関係者)との考えからいったん日本の出方を見守る構えだが、竹島(韓国名・
独島)領有権問題の国際司法裁判所(ICJ)への単独提訴には強い懸念の声も漏れる。
金氏は演説で日本を念頭に「武力紛争下での女性に対する性暴力根絶」と「領土と主権に対する尊重」に言及。「歴史を直視し、
過去の過ちを正そうとする勇気を見せなければならない」と訴えた。
これについて聯合ニュースは「責任が日本にあることを国際社会に明らかにするため、敏感な懸案を国連の舞台に引き込んだ」と分析。
しかし、演説は直接的な言及は避けており、ある韓国政府関係者は「両国関係は重要で冷却化が必要。さまざまな点を考慮した結果だ」
と話す。
ただ、慰安婦問題は人権問題として強調し、今後も日本をけん制する考えだ。別の韓国政府関係者は「昔と違い、政府は世論やNGO
(非政府組織)の声を無視できない。慰安婦問題は被害者らが納得しない限り、解決したことにはならない」と言う。こうした考えについて
日本政府関係者は「元慰安婦の言い分を全面的に受け入れろというのであれば、外交努力を放棄したことになる」と、厳しい見方を示す。
一方、竹島について韓国は「紛争地域ではない」との立場で、演説でも具体的に明示しなかった。日本政府の方針であるICJへの
単独提訴には、激しい反発も予想される。
韓国国立外交院の尹徳敏(ユン・ドクミン)教授は「日本は政界再編も予想され、韓国は12月に大統領選がある。その中でこれらの
問題が争点化すると、韓日関係が今後、非常に厳しくなる」と指摘。「ICJへの単独提訴というカードを切っても(韓国は応じず)実際は
解決に近づかない。韓国人の感情を悪化させ沈静化させるのが難しくなる」と懸念する。
ソース(毎日新聞)
URLリンク(mainichi.jp)
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