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★県内党員票 石破氏7割…自民総裁選
安倍晋三元首相が新総裁に選出された26日の自民党総裁選で、県内の党員票の7割近くは石破茂前政調会長に投じられた。
石破氏は全国の党員票でも過半数を制した。党県連関係者は安倍氏の再登板に期待を寄せつつも、
「地方の声が反映されず残念」と落胆の声が上がった。
山形市あさひ町の県連で党員票を集計した結果、石破氏は有効投票の69%を占める3681票を集め、
本県に割り当てられた5票全てを獲得した。
以下、石原伸晃幹事長652票、安倍氏645票、林芳正政調会長代理253票、町村信孝元官房長官117票の順だった。
党県連によると、県内の党員・党友は8470人で、2009年9月の前回総裁選の1万2083人から3613人減った。
ただ、新総裁が次期首相になるとの期待感もあり、投票率は前回比15・41ポイント増の63・44%と大きく上昇した。
党員から圧倒的な支持を得た石破氏が敗れたことについて、県連の志田英紀幹事長は
「地方の結果が国会議員を動かすと考えていたが、地方の声を取り入れてもらえず残念だ」と語った。
県関係の党所属国会議員3人のうち、加藤紘一衆院議員(山形3区)は、1回目が石原氏、決選投票では安倍氏に投票したことを明らかにした。
「安倍氏も石破氏も対中関係で危ない主張をしている。事態がより悪化しないのはどちらかを考え、安倍氏に投じた」と苦渋の判断を強調した。
遠藤利明衆院議員(比例東北ブロック)の事務所は、支援者に石破氏への投票を呼びかけていたが、
遠藤氏は「投票先は公表しない」とした。林氏の推薦人に名を連ねた岸宏一参院議員(山形選挙区)は、1回目は林氏に投票したが、
「決選投票で誰に投票したかを言うのは、控えさせてほしい」と語った。
■健康面 県民は不安も
新総裁に選出された安倍氏について、県民からは健康面などを不安視する声が相次いだ。
「安倍さんが首相の時は応援していた」と言う鶴岡市稲生、会社員青山京子さん(50)だが、
「体調が悪いと言って無責任な形で辞めてしまった。改めて支持する気にはなれない」と手厳しい。
米沢市太田町、無職千葉ミヨ子さん(69)も「首相を一度辞めた人をなぜ選んだのか不思議。景気回復が一番の願いだが、あまり期待できない」と話した。
山形市北山形の会社役員結城幸悦さん(42)は、党員として安倍氏に1票を投じた。
「安倍さんは経験があり、総裁に一番ふさわしい。領土問題など、総裁選で訴えたことを着実に実行してほしい」と期待を寄せた。
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