12/09/22 19:05:58.81
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)
写真=北京の人民大会堂で、会談相手のレオン・パネッタ米国防長官の到着を待つ習近平国家副主席(左から2人目)。
会談で習氏は異例の強い口調で発言し、対日強硬派の一面をのぞかせた
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
中国の次期最高指導者に内定している習近平(しゅう・きんぺい)国家副主席(59)が19日、中国を訪問中の米国のレオン・
パネッタ国防長官(74)と会談した際、日本政府による尖閣諸島国有化について「茶番だ」と批判した上で、米国に対し「日中間の
領土問題に介入しないように、言動を慎んでほしい」と注文を付けた。胡錦濤(こ・きんとう)国家主席(69)が外国要人と会談の際
にあまり使わない強い表現を口にしたことで、習氏は対日強硬派の一面を覗(のぞ)かせた。習近平時代の日中関係は今よりも
さらに悪化しそうだ。
■太子党仲間の発言
石原慎太郎東京都知事(79)による尖閣購入問題が浮上した今春以降、中国メディアで習近平氏と同じく、中国共産党の
元高級幹部子弟で構成する太子党グループに属している軍関係者による過激発言が急増している。
中国人民解放軍傘下のシンクタンク、軍事科学学会の常務理事、羅援(ら・えん)少将は深●(=土へんに川)(しんせん)
衛星テレビのインタビューを受けた際「日本がもし釣魚島(尖閣諸島の中国名)に強行上陸をするなら、中国は軍事手段をとる
必要がある」と語った。
尖閣の“武力強奪宣言”とも受け止められるこの発言は、中国政府の公式態度と大きく異なったため、国内外に大きな衝撃を
与えた。羅氏はその後も、東南アジア諸国と領有権争いをしている南シナ海問題で、強気な発言を繰り返した。
シンクタンク研究者やデンマーク駐在武官など、これまで軍内の閑職を歴任してきた羅氏は、決して実力者といえない。軍の代表
のような顔をして次々と挑発的な発言をする背景には、習氏の意向があると指摘する軍関係者がいる。
羅氏の父親、羅青長氏は中国建国に関わった共産党古参幹部で、習氏の父親の習仲勲(しゅう・ちゅうくん)元副首相(1913~
2002年)の元同僚だ。最近、テレビなどでよく登場し過激な発言を繰り返すもう一人の軍人、尹卓(いん・たく)海軍少将も羅氏と
同じく、習氏の子供の時からの遊び仲間だった。
党内の権力闘争で胡派に押されている習近平氏が唯一かろうじて対抗できるのは軍内の人脈である。若い頃に中央軍事委員会
に3年ほど勤めたことや、妻の彭麗媛(ほう・れいえん)氏(49)が軍所属の人気歌手にして現役少将であること、そして軍内に太子党
仲間が大勢にいることが、胡錦濤氏にない習氏の強みだ。
■協調路線に不満の軍部
近年の予算増加を背景に海外へ膨張したい軍は、「調和の取れた世界」をスローガンに掲げる胡錦濤政権の対外協調路線に
不満がある。特に、尖閣問題などで胡主席の対応を「弱腰」と批判する軍関係者が多い。
胡主席は若い頃、出身母体の共産主義青年団(共青団)で対日交流を担当した時期があり、日本に対し理解がある。
党総書記就任後、日中の学者による共同歴史研究を支持し、東シナ海ガス田の共同開発を推進するなど、ほとんど効果が
なかったが、日中関係の修復にそれなりの努力をした。尖閣問題を本音では穏便に処理したい思いがあるといわれる。
習氏は太子党仲間を使って、胡主席の対外政策を批判し、対抗したい思惑がある。国内では脆弱(ぜいじゃく)な権力基盤しか
もたない習氏が、強い対外路線を打ち出すことで、軍内と保守派の支持を取り付けて求心力を高めようとしている。この傾向は、
習政権がスタートする今秋以降、さらに顕著に現れる可能性が大きい。
(>>2以降に続く)