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9月4日(ブルームバーグ):ギリシャ財務省は、第2次大戦をめぐるドイツに対する損害賠償
請求額の計算を行う方針だ。スタイクラス財務次官が明らかにした。
スタイクラス財務次官は4日、野党「独立ギリシャ人」の国会議員の質問に対する答弁で、会計検査院が
請求額の算出を行うことになると発言。専門家グループが検証する記録資料の収集を財務省が開始したと述べた。
財務次官は「対独賠償請求は特に複雑な法的問題が絡み、国際法の規定に従い国際レベルでの検証と解決が
求められる。これは未解決の問題であり、ギリシャ政府として満足のいく結果に導く可能性と権利を留保する」
と言明した。
ギリシャの債務危機が表面化した最初の段階から、同国の一部の政治家は、第2次大戦中のナチスによる占領の
記憶を呼び覚ます発言を繰り返しており、独立ギリシャ人は総選挙に向けた5月と6月の選挙運動で、ドイツへの
賠償請求を訴えていた。
ドイツ外務省の報道官が2010年に明らかにしたところでは、同国政府は1960年の条約に基づき、ナチスの
犯罪の犠牲となったギリシャ人に1億1500万マルクを支払い、ナチス政権下のいわゆるドイツ第3帝国の
強制労働の犠牲者にも補償を行っている。
原題:Greek Finance Ministry Calculating German War ReparationsBill(抜粋)
○ソースは
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)