【社会】保守雑誌SAPIOの「ネトウヨ」批判が話題。日・中・韓で共通する「社会的に恵まれぬとの意識から、排外主義に走る人たち」…朝日at WILDPLUS
【社会】保守雑誌SAPIOの「ネトウヨ」批判が話題。日・中・韓で共通する「社会的に恵まれぬとの意識から、排外主義に走る人たち」…朝日 - 暇つぶし2ch1:結構きれいなもろきみφ ★
12/08/29 00:21:09.72
 保守系雑誌として知られる「SAPIO」が「ネトウヨ(ネット右翼)」批判の特集を組み、話題を呼んでいる。インターネットの普及で
「保守」に変容が起きたという認識と、排外主義と呼ばれる独りよがりなナショナリズムとは一線を画そうとの意図が見える。

 SAPIOは1989年創刊。「従軍慰安婦」問題で韓国側の主張をウソと批判するなど、トーンは保守・右翼寄りだ。特集「ネトウヨ
亡国論」が掲載されたのは22・29日号。副題に「この国の本当の『保守』とは何か」とあり、ネット右翼と関連のある「新しい保守」
的な勢力への苦言が並ぶ。

 批判対象の一つは「在日特権を許さない市民の会」(在特会)。在日韓国・朝鮮人が不当に「特権」を享受しているため日本
国民が害を被っている、と主張する民間団体だ。「朝鮮人をたたき出せ」「シナ人は出て行け」と攻撃的・差別的な言葉を街頭で
叫ぶことで知られる。

 ほかにも特集は、韓国ドラマの放映が多いなどとして昨年起きたフジテレビへの抗議デモ、「反日」企業への不買活動といった動きを、
「ネトウヨ事件簿」として紹介している。

 ネット右翼が「短絡的な排外や民族主義を生んだ」と批判、「元来、日本の保守は近隣諸国に心を開き、共存共栄を目指す
懐の広さがあった」と特集は主張した。“日本の伝統”を大事にしつつ独善的な排外主義とは距離を取る狙いに読める。

 誌面には保守系の著名論客が名を連ね、新右翼団体顧問の鈴木邦男は「外国人に『出て行け』という偏狭さが日本と言える
だろうか」と問いかけた。ジャーナリスト桜井よしこも「偏狭なナショナリズムや国粋主義に陥れば、必ず国際社会で孤立し、道を
誤ります」と説いた。

 ネットにはすぐに反発が書き込まれた。“味方”だと思っていた雑誌にネット右翼がたたかれた、との受け止め方も多かった。
粂田昌志編集長は「ネット論壇が形成され保守の多様化が進む中、『保守とは』と問題提起したかった」と話す。

 ネットは保守や右翼にどう影響したのか。在特会を取材した著書『ネットと愛国』で知られるジャーナリスト安田浩一は同誌でこう
指摘した。直情的な右翼的言説を書き込むネット右翼を「資源」にして近年、新しい保守運動が生まれている。ネットの外に出て来て
連帯する「行動する保守」の一群であり、その典型が在特会だ、と。

 「彼らは『反体制の保守』を自任し、旧来の保守論壇を『きれいごと保守』と批判してきた。行儀よい言説を流すだけで何もしない、と。
SAPIOの企画はこの対立をより鮮明化させた」。安田はそう話す。

 同誌の発売と前後して領土問題が浮上してきた。その影響に安田は注意を促す。「『今までにない追い風が吹いてきた』『オレたちの
言い分の正しさが分かっただろう』といった声が在特会会員から聞かれます」

 排外的な動きの社会背景は何か。社会学者の宮台真司・首都大学東京教授は「日・中・韓に共通する変容」を指摘した。

 「グローバル化による経済的失望を背景に、自分は社会的に恵まれないとの意識を持つ、知的ネットワークから排除された層が台頭
しがちになる。外交的対立をネタにした感情的な『煽り』に釣られやすい層です」

 注視すべき点は、こうした「民意の噴き上がり」に政治が影響されるかどうかだという。

 「首相までが声高にピーチクパーチク語っている日本政府と、政治リーダーがメッセージを出さない中国政府。保守ならこの違いを
意識すべきです」

 保守とは国家主義の軽薄さに抗する思想だと宮台は語る。

 「社会の保全を志向するもので、国家の保全ではない。国家に縛り付けられていることが日本の保守の課題です」

ソース(朝日新聞 8/28付夕刊 3面)

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