12/08/27 16:05:35.46
橋下・維新の会との対決も辞さず
70以上の「空白区」でいまだ候補者を決められず、解散から逃げ回るか、
議席大幅減を覚悟で総選挙に突っ込むしかない民主党。
その凋落を尻目に、「国民の生活が第一」の小沢代表が着々と選挙準備を進めている。
26日、参院1回、衆院2回当選の都築譲元議員(61)が、次期衆院選に愛知12区から立候補することを表明。
「国民の生活が第一」から出馬する。
「都築氏は元労働官僚で、新進党、自由党時代からの小沢シンパ。
民主党との合併による選挙区調整で愛知15区に国替えしましたが、
12区は自由党時代の地盤です。公選法がらみで議員辞職した後、昨年まで愛知県一色町(現西尾市)の町長を務めていました」(地元関係者)
愛知12区は現職の中根康浩経産政務官(民主党)のほか、すでに自民党の新人候補と、
元総務官僚で昨年の愛知県知事選に落選した重徳和彦氏も出馬を表明している。
注目すべきは、重徳氏は次期衆院選に「大阪維新の会」から出るとみられていることだ。
そこへ小沢は、早々と対立候補をぶつけることを決めたのである。
「国民の生活が第一」の党幹部が言う。
「小沢代表は、維新との連携を模索する議員に対し、『自分が判断するから手を出すな』と言っていました。
維新の政策を見て、手を組めないと判断したのかもしれない。次期衆院選は維新に気を使うことなく、
“独自路線”で行く。200程度の選挙区で候補者を擁立する方針です。
増税や原発に対する反対票の受け皿がない空白選挙区があっては、
有権者に対して申し訳ない。大量擁立は比例票の掘り起こしにもつながります」
小選挙区で200人となると簡単ではない。問題はどこから候補を探してくるかだが、
小沢はその点、“自前”の人材供給源を持っている。都築氏のような、かつての仲間だけじゃない。
長年にわたって続けている「小沢一郎政治塾」だ。
現在、小沢塾出身の議員は衆院に8人、参院に2人。小沢塾は今年で12年目を迎え、
OBは相当な数に上る。県議など地方議員も多く“即戦力”になり得る人材だ。すでに出馬を打診されているOBは少なくない。
今月19日に行われた11期生の卒塾式では、小沢が塾生ひとりひとりと握手をし、そのツーショット写真を
30分以上かけて撮らせるという異例の展開もあった。この中からも候補者が出てくる可能性がある。
小沢の頭の中には全選挙区の情報がインプットされ、適材適所で候補を擁立することが可能だ。
大マスコミはこぞって小沢新党に「展望がない」と書きたて、現状についても積極的に取り上げようとしないが、選挙準備は着実に進んでいる。
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