12/08/19 23:30:09.46
日本人の尖閣諸島上陸について、中国は国営新華社通信が19日午前7時半(日本時間同8時半)前に至急報で伝えるなど
強い関心を示している。
一方、中国外務省の秦剛報道官は同日、日本側に「強烈な抗議」を行ったとした上で、「中日関係の大局に重大な影響を
及ぼさないよう日本側に適切な処理も求めた」と述べ、早期収拾を図りたい本音ものぞかせた。
背景には、2010年9月の中国漁船衝突事件後、中国各地で発生した「反日デモ」が一部で、経済格差是正や一党独裁打破
など体制批判に転化した経緯がある。「反日」さえ叫べばデモや一定の破壊行為が許される事態を、当局に強い不満を抱える大衆が
利用しようとしている節もある。
それだけではない。中国共産党大会を今秋に控えた党内の権力闘争の影も見え隠れしている。
胡錦濤国家主席ら共産主義青年団(共青団)グループが優勢になりつつある中で、江沢民前国家主席ら上海閥と、習近平国家
副主席ら党幹部を親族に持つ太子党の2つの勢力が、胡政権の対日政策を「弱腰」と批判するとともに、各地の反日デモを操って
圧力をかけているとの見方もある。
上海の日本総領事館前で19日に抗議活動を行った中国人の一人は、浙江省でデモ隊が組織されて同日朝にバスで運ばれてきた、
と証言した。党大会まで「反日デモ」が繰り返し利用される恐れもある。
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)