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【コラム】凶悪性犯罪者を簡単に忘れる国 125人の女性に性的暴行を加えた男、今や話題にもならず
2009年9月に警察に逮捕されたC容疑者を記憶している人は、被害者を除けばほとんどいないだろう。
C容疑者はその名前ではなく「京畿道北部のバーバリー(連続性的暴行犯を指す)」と呼ばれた。
愛犬家たちがメディアに対し「なぜそのようなあだ名をつけるのか(小型犬を指す呼称として
バーバリー」という用語がある)」と抗議するほど、まれに見る凶悪な性的暴行犯だった。
当時39歳だったC容疑者は、1トントラックを運転し、京畿道坡州市や議政府市、高陽市などの一帯で配送業を営んでいた。
2002年に結婚した妻との間に娘をもうけ、さらにおいを引き取って育てていたC容疑者は、家庭では真面目な父親を演じ、
近所ではこの上ないほどの孝行息子として知られていた。
そんなC容疑者が「野獣」へと豹変(ひょうへん)したのは、01年1月に議政府市の住宅に侵入したときだった。
金を盗むために侵入し、被害者に通報させないため性的暴行を加えたことで、C容疑者は「強姦(ごうかん)中毒」に陥った。
その後、C容疑者は金を盗むためではなく、性的暴行のために住宅に侵入するようになった。
「小型犬」ではなく「オオカミ」に豹変したC容疑者は、ある姉妹に対し同時に性的暴行を加えた上、
気に入った方に対し数カ月後に再び性的暴行を加えた。
また、不倫していた男女を襲い、男性の手足を縛って、男性が見ている前で女性を強姦した後
これからは悪いことをするな」と説教したこともあった。そんなC容疑者に対し、裁判所は無期懲役を言い渡した。
しかし、ほとんどのメディアは事件を軽視し、数行程度の短いニュースとして報じただけだった。
9年間に125人という、韓国で最も多くの被害者を生み、消すことのできない傷を与えた性的暴行犯はこうして、人々の記憶から消えていった。
韓国中を騒然とさせた性犯罪について分析すると、一定の流れを発見することができる。
韓国人のようにすぐ興奮し、すぐに忘れてしまう民族も世界的に珍しい。
恐らく、この分野の世界大会があるならば、韓国人はほかの民族の追従を許さず、
世界1位の座に就くことだろう。
先月、全国の人々の心を痛めた、慶尚南道統営市のハン・アルムさん誘拐殺害事件も、
ロンドン五輪の熱気の中、いつしか昔話になってしまった。
2008年12月、教会のトイレで女児にわいせつ行為をし、身体障害を負わせたチョ・ドゥスン受刑者や、
10年6月、女児を自宅に連れ込み性的暴行を加えたキム・スチョル受刑者の事件も、同じように忘れ去られた。
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