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日本政府は7月31日に2012年度の『防衛白書』を公表したが、中国網日本語版（チャイナネット）に
よれば、ロシア紙『コメルサント』は、日本は自らを「四面楚歌」の状態に追い込んでいると伝えた。
以下は同記事より。
『防衛白書』では「中国の脅威」を誇張して論じ、ロシアや韓国の間に存在する島の領有権を巡る
問題、弾道ミサイルの開発を急ぐ北朝鮮についても触れた。
日本の『防衛白書』は、「ロシアは世界軍事大国の1つとして、その地位を強化し、特に極東地区に
おける存在感を高める」と論じた。
日本はまた中国の「拡張」、韓国との島の領有権争い、北朝鮮からの挑発を懸念している。
日本は『防衛白書』で、在日米軍のみが日本人に安心感を与えると結論づけた。
ロシアは新型武器により北方四島の軍事力を強化する計画だが、中国の急激な軍拡ほどは日本に不
安視されていない。
『防衛白書』は「過去24年間で中国の国防費が約30倍増となり、約1050億ドルに達した」と指摘した。
日本の専門家は、中国の毎年の国防費が、実際には公表された数値を上回っていると見ている。
野田首相は『防衛白書』の公表の数日前、尖閣諸島（中国名：釣魚島）の主権問題に対する「違法
行為」に対して、武力によって応じる構えを示唆した。
これは中国の軍事専門家による、沖縄全体の返還を求める発言に対する反応とされている。
日本は竹島（韓国名：独島）の領有権を巡る問題が未解決で、かつ北朝鮮の増長も懸念材料となっ
ている。
『防衛白書』は、「北朝鮮は大量殺戮兵器と弾道ミサイルの開発を急いでおり、朝鮮半島情勢の緊
迫化を招き、東アジア全体の不安定要素となる」と論じた。
日本政府は、同地区の安定化の唯一の保障は、米国であるとしている。
防衛白書は、「在日米軍は悲劇発生の可能性を下げ、日本の同地域における安心感を支える重要な
要因だ」と結論づけた。
(編集担当：米原裕子)
ソース：サーチナ
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