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電通が3日発表した2012年4~6月期連結決算は、経常利益が前年同期比79%増の114億円だった。前年同期は東日本
大震災後に主要広告主が出稿を見送り広告需要が急減したが、今期はテレビ広告などが回復した。海外子会社の収益拡大も
寄与した。
売上高は11%増の4474億円。震災影響による反動増で、テレビの番組と番組の間に放送するスポットなどテレビ広告が12%増、
検索連動型などインターネット広告が26%増えた。
営業利益は2.3倍の95億円だった。テレビ広告やネット広告が好調で、震災影響がなかった10年4~6月期に比べても37%増えた。
業種別ではエコカー補助金の追い風で自動車関連の広告出稿が増加。スマートフォン(高機能携帯電話)の販売競争が激化し、
通信関連の広告も伸びた。一方、地上デジタル放送への完全移行の反動で、家電関連の広告出稿が減少した。
海外事業の営業利益は27%増の5億9000万円だった。北米の子会社が新規顧客を獲得したほか、北米以外の広告も順調だった。
13年3月期通期は、売上高が前期比4%増の1兆9680億円、経常利益が横ばいの626億円と従来予想を据え置いた。7月に
英広告大手イージスグループを31億6400万ポンド(約3955億円)で買収すると発表したが、子会社化するのは10~12月の予定で、
今期の業績予想には影響を反映していない。
ソース(日本経済新聞) URLリンク(www.nikkei.com)