12/08/03 23:45:09.83
EMS(電子機器の受託製造サービス)の世界最大手、鴻海(ホンハイ)精密工業は3日、シャープへの9.9%の出資にあたり、株式の
購入価格を見直すことでシャープと合意したと発表した。シャープ株が当時より大幅に下落しており、出資による損失を回避したい考え。
9.9%を出資して筆頭株主になる方針に変更はないという。
鴻海グループとシャープは3月27日、液晶パネル事業の合弁のほか、シャープ株を1株当たり550円で取得することで合意した。
ただシャープ株の8月3日終値は192円で37年ぶりの安値となり、両社の合意価格より65%安い。
鴻海のシャープ本体への出資は当初は6月末に完了する見通しだったが、「台湾の当局の認可待ち」(鴻海幹部)などの理由で
遅れている。3月の合意価格で出資すると大幅な損失が発生する。鴻海株も3日時点で合意当時より24%下落しており、
購入価格の見直しを迫られた。新たな購入価格は「シャープと協議中」(同)という。
鴻海幹部は「出資そのものを取りやめることはなく、提携協議も続ける」としている。(台北=山下和成)
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シャープは否定
鴻海がシャープとの資本業務提携について「契約内容を見直すことで合意した」と発表したことについて、シャープは「そうした事実
はない」(広報)としている。
ソース(日本経済新聞) URLリンク(www.nikkei.com)