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滋賀県大津市でいじめを受けていた中学2年の男子生徒が自殺した問題で、
警察が本格的な捜査に乗り出すことがわかりました。
また学校側が実施したアンケートの結果について、
生徒の父親に口外しないよう誓約書を書かせていたことも新たにわかりました。
これは去年10月、学校が全校生徒を対象に行ったアンケートの結果を、
自殺した男子生徒の父親に渡す条件として署名を求めた「誓約書」です。
「部外秘」とするよう記されています。
JNNの取材に対し、父親は「やむなくサインしたものの真相の解明が遅れる原因となった」と話しています。
学校側は去年11月に2回目のアンケートを実施、「自殺の練習で首を絞めた」や「葬式ごっこ」などの記述がありましたが、
父親に対しては「新たな事実が見つからなかった」として、全容を明らかにしていませんでした。
「『自殺の練習といって首を絞める』、『葬式ごっこ』との記載に気づかず、事実の確認もその時点まで行っておりませんでした」(大津市教育委員会の会見・10日夜)
一方、これまで父親からの被害届を3回にわたり受理しなかった滋賀県警が、
自殺から9か月経って本格的な捜査に乗り出すことがわかりました。
「捜査すべき事案が次々と明らかになり、
アンケートの結果なども一部しか公開されていないため、実態の解明を進める」としています。
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