12/07/07 19:28:25.62
”定期預金、2倍にするのに1000年超 普通の人でも資産運用をしなければいけない理由”
「今、銀行の定期預金にお金を預けて、2倍に増やすためには、何年くらいかかると思いますか」。
ごく普通の個人の方におたずねすると、「うーん、30年くらいかなあ」、「100年くらいかかりますか」などと、
様々な答えが返ってきます。
日本がまだバブル経済に余韻にひたっていた90年代初め、銀行の定期預金の利率は年7%程度が
珍しくありませんでした。7%の金利がつけば、利息の複利計算で、10年間預けると資産は約2倍になりました。
1990年度の国内総生産(GDP)成長率は8.6%、10年債国債の年度平均利回りは7.3%でした。
中国やギリシャの数字ではありません。ほんの20年前、日本経済はまだまだ高い成長力があり、
銀行預金は安全かつ有力な資産運用の手段だったのです。
では、現在の預金金利はどうでしょう。
利率が高いと言われるネット銀行の定期預金でも金利は年0.3%程度です。この利率で資産を2倍に増やそうと思ったら、
30年や100年では足りません。なんと約270年かかる計算になります。3回くらい生まれ変わらないと、2倍になりません。
メガバンクの定期預金金利は年0.03%程度なので、これでは1000年かかっても2倍になりません。
「平安時代から今まで預けても2倍にならない金融商品なんて……」、と誰しも思うでしょうが、
現実は、有利な運用手段とはいえなくなった預金は増え続け、今や840兆円もの個人資金が銀行預金口座に、
低い金利のまま、放置されているのです。
続きます…
日本経済新聞
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