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東邦大学医学部の元准教授による論文捏造ねつぞう疑惑で、
元准教授が会員である日本麻酔科学会は29日、172本の論文が捏造だとする調査結果を公表した。
捏造疑惑は1993年から約19年にわたるとみられ、一人の研究者による不正では、過去に例のない規模となる。
同学会の調査特別委員会によれば、疑惑を持たれていたのは藤井善隆・元准教授(52)。
特別委は、藤井元准教授が国内外の専門誌に発表した論文212本について、
内容の精査や共著者への聞き取り、カルテとの照合などを行った。
その結果、捏造がないと断定できた論文は、共著者として出した3本だけ。
論文内容と実際の実験条件が食い違っていたり、
論文の症例数と、実際に診療した患者数が合わなかったりするなど、
捏造と考えられる論文が172本、記録が残っておらず、捏造が否定できない論文が37本あった。
捏造された172本の論文の多くは共同執筆だが、勝手に名前を使われた人もいた。
藤井元准教授は調査委の聞き取りに対し、「一本の論文も捏造していない」と否定している。
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