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ロシアのメドベージェフ首相が来月に北方領土・択捉島を訪問すると露ニュースサイトが報じたことを受け、
藤村修官房長官は25日の記者会見で「一般論としてロシア政府要人の北方領土訪問は、
わが国の立場と相いれるものではない」と強い不快感を表明した。
日露関係をめぐっては、野田佳彦首相が18日にメキシコでプーチン大統領と初めて会談し、
北方領土交渉を再び活性化させることで合意したばかり。
今夏の玄葉光一郎外相の訪露も決まり、関係修復に期待が高まっていただけに、
政府は、メドベージェフ氏の意図を探るべく、情報収集・分析を強化している。
藤村氏は事実関係について「報道を承知している範囲であり現時点でコメントすることはない」、
山根隆治外務副大臣も「いろいろなルートで情報の収集をしている」と述べただけで詳細は明らかにしていない。
ただ、政府高官は「報道をあまり軽く見ない方がいい。
われわれは注視している」と語り、メドベージェフ氏の択捉島訪問の可能性が高いとの見方を示した。
政府は9月に露ウラジオストクで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で日露首脳会談を再び行い、
年末に野田首相が訪露する方向で調整してきたが、
メドベージェフ氏が択捉島訪問を強行すれば、こうした戦略も再考を迫られる。
メドベージェフ氏は大統領時代の2010年11月、
露国家元首として北方領土・国後島を訪問、日露関係は「戦後最悪」といわれるほど冷え切った。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)