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殺人、放火、強盗など重大な事件を起こしたものの刑事責任を問えない「触法精神障害者」の
社会復帰に向けた専門病棟の建設工事が、
山口県宇部市東岐波の県立こころの医療センター(兼行浩史院長)で進められている。
県内唯一の施設で来年2月末に完成、4月には開設される予定。
24日、地元住民らを対象にした説明会が開かれた。
センターによると、専門病棟は、2005年に施行された「心神喪失者等医療観察法」に基づく施設。
鉄筋コンクリート2階建て約1700平方メートルで、8床を設ける。
整備費は約9億5600万円。
医師5人程度、看護師15人程度のほか、臨床心理士、作業療法士、精神保健福祉士がそれぞれ1人程度配置される。
検察官の申し立てを受けて、裁判所の審判で入院の決定を受けた触法精神障害者が、18か月を目安に治療を受けながら、社会復帰を目指す。
センターに近い古殿2自治会長原集会所で行われた説明会には、住民ら約60人が出席。
住民側からは「工事はいったん中断し、(安全管理態勢など)納得のゆく説明を十分してから再開すべき」などの声が上がった。
兼行院長らは、病室がある1階の出入り口と地下1階の玄関は2重扉で、
職員がカードキーを保管するなど厳重な安全管理態勢を取るとし
「工事中断はできないが、住民の理解を得られる努力をしたい」と述べた。
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