12/06/08 11:33:14.66 BE:2500659465-BRZ(10001)
尖閣諸島をめぐる日中緊張は激化しそうな気配だ。南シナ海諸島をめぐる東南
アジア複数国と中国との対立はさらに複雑で、日本にいい教訓を与えてくれる。
≪すきを突いて出てくる中国≫
南シナ海における最初の領土紛争は、1974年1月ベトナム戦争末期のどさ
くさに紛れて、中国が艦船と空軍機で、当時、南ベトナムが支配していたパラ
セル(西沙)諸島から同国兵を排除し、実効支配を始めたことである。ついで
88年3月、中国がベトナム統治下のスプラトリー(南沙)諸島の赤瓜礁を攻
撃し、ベトナム兵70人を殺害して実効支配下に置いた。
中国はこのように「力の空白」に乗じて実効支配を広げてきた。92年9月、
米海軍がフィリピンから撤退すると、中国は同年11月には漁船に擬装した海
洋調査船を多数派遣し、95年2月、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)
のパラワン島近くのミスチーフ環礁に軍事構造物を建設した。
≪素早く手打ったマレーシア≫
中国の動きに敏感に反応したのはマレーシアであろう。同国は85年に、ラヤ
ンラヤン島(長さ約7キロ、幅約2キロの環礁)に人工島を造成し、滑走路と
リゾートホテルを建設、海軍を常駐させた。2008年8月、ナジブ同国副首
相がラヤンラヤン島を訪問し、翌年3月には、バダウィ首相が夫人、陸海両軍
の司令官を帯同して同島の駐屯兵を慰問している。
(以下略)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)