12/05/27 20:01:21.72
犯行現場となったのは、20年を超える不倫の末に築いた“2人の城”だった-。
妻を自宅で絞殺し、遺体に鉄アレイをくくりつけ川に捨てたとして、殺人と死体遺棄の罪に問われ
た男性被告(64)の裁判員裁判。
「嘘」と「多重債務」に彩られた愛の軌跡が、法廷で明らかになった。(時吉達也)
起訴状と検察側の冒頭陳述によると、被告は平成23年9月、東京都江東区の自宅マンションで妻
=当時(51)=の首を電気コードで絞め殺害。
数日後、遺体を車いすに乗せて運び、鉄アレイをつけたひもをくくりつけて川に遺棄したとされる。
22日の初公判で被告は起訴内容を認め、犯行の動機が争点となった。
弁護側は被告が消費者金融などの借金に苦しんでおり「自殺しを考えたが、被害者を1人で残せな
いと決意した」として、心中目的の犯行だったと主張。
検察側は「真の動機は分からない」と述べた上で、犯行前後に妻の口座から現金を引き出し借金返
済にあてていたことや、逮捕まで自殺を図った形跡がないことを指摘。
「『心中』は罪を軽くするための嘘」と訴えた。
傍聴席はほぼ満席。
21日に制度施行3年を迎え、裁判員裁判への関心が高まっている様子がうかがえる。
約50人の傍聴人が見守る中、弁護側の被告人質問では被告が被害者と歩んだ25年が明らかにさ
れていった。
2人の出会いは昭和61年にさかのぼる。
被告が当時勤務していた大手銀行に、27歳の被害者が就職。
同じ部署で働きはじめると間もなく、交際が始まった。
弁護側の被告人質問で、被告は当時について問われ「2人が出会った部署への発令日が彼女の誕生
日で、交際後に『赤い糸で結ばれていると感じた』と言われた」というエピソードを紹介した。
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ソース:産経ニュース
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